

インターネットで「JASRAC」を検索してみると、さすがに初めは「まともな」本当のJASRACとJASRACの関連サイトが出てくるけれど、それ以降は悪口だらけ。 すごいものがた~~くさんある。どうやらよく思ってない人たちがた~くさんいるようだ。 JASRACというのは一言で言っちゃうと 「音楽の著作権から発生するお金を、一括してお金を集めて(徴収)、分配するところ」 のこと。 コラムの12で言ったように、著作権はいろんなところからお金がもらえる。 そのすべてに、いちいち「お金ください」というのはいかにも面倒。 だから著作権を持ってる人の代わりに、それをしようというところ。
それから、これもコラム12で言ったように、

「使わせて」 →
「いいよ。でもこれだけ払って」 →
「うん、解った、払うね」

をいちいちやるのは、音楽出版社にとっても面倒だし、とても手間が掛かる。 だったらそういうことを一括してやってくれるところがあったら便利。 実際、世界各国では(まともに著作権使用料が徴集され、支払われている国では)JASRACのような組織が必ずある。
ではJASRAC、あるのが当然で、あると便利、だけなのだろうか。例えばCDのようなブツからの印税。CDの場合は原盤印税が付きもの。 だから原盤印税と一緒に著作権使用料ももらっちゃった方が簡単だよね。アメリカやイギリスではその方が普通。 もっとも本来の原盤を使わずに著作権だけ利用しようという場合もあるから、そうすると「使っていいよ」という件数が増え、手間が掛かるかもしれない。
そう考えるとJASRACを通すと簡単、便利。 でも何でもかんでも 「使わせて」と言ってきたら「はい(、お金を払ってくれたら)OK!!」 となる。 本当は使ってほしくないところでも、JASRACにはそんなこと解らないからね。 またJASRACは、印税率(CDの場合は価格の6%)はすべて同じになる。 ヒットしてるものでも、まるで知られてないものでもみんな一緒。自由に決めることはできない。
そう、JASRACに任せると簡単、便利だけど、自由が利かないんだ。自分で管理すれば自由だけど処理が大変。 反対にJASRACに任せると自由にできない。同じ価格で同じ曲数なら1曲当たりは同じ金額。 100万枚売れてるCDでも、3,000枚しか売れてないCDでも、その中に入っている1曲10円と同じでいいのだろうか (ごくごく個人的な意見では、100枚売れてるのだから、1曲当たりは少なくてもいい気がする… でも、そんなこといったら、みんなに嫌われるけどね)。
ところがJASRACに任せると値段(≒印税率)を変えることはできない。 でも海外的に見ても、1曲ごとに値段を変えるというのは行われていない(JASRACみたいなところを通さなければ、もちろん話は別)。 事務処理が煩雑になる、というのが大きな理由だろう。 また「ある程度売れたら(=著作権使用料の支払がこれこれになったら)」としたとしても、厳密にできるかどうか。 もちろんJASRACは厳密を期するだろうが、外からはよく解らないよね。もっともよく解ったら、それこそ「個人情報保護法」違反になってしまうでしょう。
で、その他の問題もあるので、それは次回に。
