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音楽プロデューサーとは?

レコーディングに欠かせない司令塔的存在といえば、やはり音楽プロデューサー。 CDが発売されるまでの過程を取り仕切る人だとは分かっていても、細かい内容まではリスナーの目には届かない。 実際のところ、プロデューサーって現場でどんな仕事をしているの?。 そんな疑問を晴らすべく、プロデューサーの仕事の一部を覗いてみましょう。

音楽プロデューサーの4大仕事内容

アーティストの音楽性、活動の方向づけ

アーティスト、プロダクションの担当者とのやりとりを始め、背景やヒストリーをリサーチした上で、音やビジュアルの方向性、リリース前後の活動などをつめる。 議論になることが山ほど出てくる。
作家、エンジニア、スタジオ決め

意図する楽曲に適した作詞家、作曲家を決める(セルフプロデュースの場合は別)。 アレンジャーやエンジニア、他のスタッフもピックアップ。
スケジュール調整

アーティストとスタッフ、スタジオなどのスケジュールを調整。 ジャケットデザインや写真撮影、プロモーションビデオの制作なども同時進行で考える。 ライヴや取材の日程を気にしながらプランニングをする場合もある。
予算管理

参加ミュージシャンなどのギャラ、スタジオ料金などの予算管理をするのも重要な仕事。 いかにいい人たちといい音を録れるか、いい発売環境が作られるかはプロデューサーの腕にかかっている。

アーティストとの信頼関係から仕事が始まる

■ 現役の音楽プロデューサーの方にお話を聞いてみました。
● プロデューサーなるためには、まず何から始めたらいいですか?

プロダクションのアシスタントなど音楽制作に近い仕事についてみるのもいいでしょう。 現場でレコード会社やその他の団体の位置関係、音楽が作られるビジネスの流れを少しずつ掴み、 平行して専門知識やスキルを身につけ、自分自身の適正を見極めていくこと。 そして、有効で新しい情報を常に貪欲に収集していくことでしょうか。
● プロデューサーに一番大切なものはなんですか?

アーティストやスタッフとの信頼関係。 それと、何にでも柔軟に対応できるフレキシビリティ。 「この人なら完璧にやってくれるだろう」 と期待されることが必要です。 そしてトレンドやビジネスに対するセンス。 リスペクトできる要素がない人といい仕事ができる予感はしないでしょう。
● この仕事をしていて良かったと思うことはなんですか?

初対面の方とお話をして、その人が自分の関わった作品をすごく評価してくれていたときなど。 「あの一枚が僕の青春でした」 なんて言われたら、もう何にも代えがたい喜びです。
● 逆に大変なことはどんなところですか?

いい曲でいいレコーディングをしたからといって、必ずしも期待どおりの結果になるとは限らない。 全関係者に納得してもらえるレベルまで持っていくことが、大変でもあり、面白いところですね。
● プロデューサーを目指している人に向けてひとことお願いします。

音楽業界は特殊で、公務員や一般企業のサラリーマンとは違ってその先は何のつぶしも利かない非常に厳しい世界です。 常に 「時代に残るような新しいものを創りたい」 という強い意志があり、そのことにプライドが持てなければ務まらないので、それ相当の覚悟をもってチャレンジしてほしいですね。



サウンドプロデューサーの4大仕事内容

予算確保

クライアントから予算が提示され、予算に合ったプランでどれだけいいCDを作り上げられるかという構築を練ることからスタート。 ミュージシャン、アレンジャーのギャラなどを、相談しながら決定していく。
楽曲の方向性決め

アーティストの色に合った楽曲は何かということを相談し、アイデア出しをする。 方向性が決まったら自身のストックの楽曲から数曲をチョイスして、プレゼンテーションを行う。
楽曲の作りこみ

楽曲の方向性が決定したら、次は楽曲作り。 音、メロディ、歌詞を含めた楽曲を製品直前レベルまで作り上げていき、でき上がった候補をクライアントに提出して最終的な楽曲の決定をしてもらう。
レコーディング立ち会い

スタジオに入り、レコーディング→ミックスダウン→マスタリングまでの過程に立ち会ってこそサウンドプロデューサー。 ミキサー、マスタリングエンジニアと何度も確認して楽曲を作り上げていく。

音楽=料理。たくさん食べ歩かなければ務まらない。

■ 現役のサウンドプロデューサーの方にお話を聞いてみました。
● プロデューサーなるためには、まず何から始めたらいいですか?

まずたくさん音楽を聴いている人じゃないとダメかな。 僕は音楽と料理は同じだと思ってるんです。 例えば自分でおいしいレストランを開きたいと思ったときに、おいしいものを知らなかったらできませんよね。 だからたくさん食べ歩く必要があります。 音楽もそれと同じで、幅広く聴いていないと間違いなく務まらないと思います。
● プロデューサーとして一番大切なことはなんですか?

こんなことを言ったら小生意気かもしれないですけど、センスですね。 音色ひとつにしてもコード進行ひとつにしてもセンスが必要。 それだけじゃなく、アーティストに合わせる、世の中の調和を見るなど、あらゆる力が必要になりますね。 そして業界に甘えてしまうと負けです。シンデレラストーリーはないと思ったほうがいいんじゃないかな。
● この仕事をしていて良かったと思うことはなんですか?

曲や歌詞ができたときや歌が入ったときなど、要所要所で達成感を感じられることですね。 でもやっぱり発売された瞬間は一番嬉しいです。
● 逆に大変なことはどんなところですか?

音楽業界自体が縮小気味で、お金をかければ売れるという時代でもなくなってきているので、 本当にいいものを作らなければいけないというところが、いい意味で大変です
● プロデューサーを目指している人に向けてひとことお願いします。

体力勝負なところもあるので健康に気をつけることと、とにかく音楽を聴くこと。 実際のプロデュースというのはアーティスト側というよりも裏方的な仕事なので、 相手の要望を消化しつつ、Jポップをちゃんと作ってあげようという気持ちが大切だと思いますね。

フリーマガジン 「音楽業界仕事Navi フィールオブミュージック」 より



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